衣類乾燥除湿機 比較レビュー|コロナ CD-P63A3・シャープ CV-S71をタイプ別に選ぶ
梅雨の部屋干しや夏場の湿気対策に欠かせない衣類乾燥除湿機。今回は人気のコンプレッサー式から、コロナ CD-P63A3とシャープ CV-S71の2台を比較する。どちらも実売2万円前後で、一人暮らし〜中くらいの部屋に向くコンパクトモデルだが、得意分野が異なる。
前提として、両機が採用するコンプレッサー式は、エアコンの除湿と同じ仕組みで空気を冷やして水分を取り除く方式だ。気温の高い梅雨〜夏に除湿能力が高く、消費電力が抑えめなのが長所。一方、気温の低い冬場は除湿能力が落ちるため、通年で真価を発揮するのは春〜秋が中心になる。冬の結露対策をメインにしたい場合はデシカント式やハイブリッド式も検討したいが、電気代と夏の除湿力を重視するならコンプレッサー式が扱いやすい。
① コロナ CD-P63A3 — 省エネ・大容量タンク・日本製のシンプル機
新潟の自社工場で生産される国産モデル。除湿能力は6.3L/日(60Hz)と必要十分で、消費電力は160〜180Wと2台のなかでは省エネ。約3.5Lのビッグタンクを備え、13〜15時間ほどの連続運転が可能なので、こまめな排水が面倒な人に向く。重量7.7kgと軽めで、内部乾燥モードや10年交換不要フィルターなど手入れの手間を抑える工夫もある。余計な機能は省き、除湿という基本性能と扱いやすさを重視した一台だ。空気清浄機能は搭載しない。
② シャープ CV-S71 — プラズマクラスター・連続排水・除湿力高めの多機能機
除湿能力は7.1L/日(60Hz)と2台のなかで高く、適用畳数も広い。最大の特徴はシャープ独自のプラズマクラスター7000を搭載している点で、部屋干し臭や付着カビ菌、ピンクぬめりの原因菌を抑制する。タンクは約2.5Lとやや小さめだが、市販のホースをつなげば連続排水に対応するため、長時間運転や留守中の稼働でも満水で止まる心配がない。設置面積はほぼA4サイズと省スペースだが、重量は9.6kgとやや重い。衣類乾燥の自動運転、チャイルドロックなど機能も充実している。消費電力は205〜210Wとコロナより高め。
選び方をまとめると、電気代を抑えたい・大きなタンクでこまめな排水を避けたい・日本製のシンプルな機種がいい→コロナ CD-P63A3。部屋干し臭やカビが気になる・除湿力をしっかり確保したい・ホースで連続排水したい→シャープ CV-S71、という基準で考えるとよい。価格はほぼ同等なので、消臭・脱臭やパワーを取るならシャープ、省エネと大容量タンクの手軽さを取るならコロナだ。
どちらもコンプレッサー式特有の運転音(約36〜40dB)はあり、静かな寝室で就寝中に使うにはやや気になる場合がある。設置場所や使う時間帯も考えて選びたい。
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2機種の比較
| 比較項目 | ① コロナ CD-P63A3 / ② シャープ CV-S71 |
|---|---|
| 除湿方式 | ① コンプレッサー式 / ② コンプレッサー式 |
| 除湿能力(60Hz) | ① 6.3L/日 / ② 7.1L/日 |
| タンク容量 | ① 約3.5L / ② 約2.5L |
| 連続排水 | ① 非対応(タンク式) / ② 対応(ホース別売) |
| 空気清浄 | ① なし / ② プラズマクラスター7000 |
| 消費電力(60Hz) | ① 180W / ② 210W |
| 重量 | ① 7.7kg / ② 9.6kg |
| 参考価格 | ① 約¥21,999 / ② 約¥21,400 |
スペック — ① コロナ CD-P63A3
| 除湿方式 | コンプレッサー式 |
|---|---|
| 除湿能力 | 5.6L/日(50Hz)/ 6.3L/日(60Hz) |
| 適用畳数 | 木造7〜8畳 / 鉄筋14〜16畳 |
| タンク容量 | 約3.5L(連続運転 約13〜15時間) |
| 衣類乾燥 | 対応(約2kgを約130分) |
| 消費電力 | 160W(50Hz)/ 180W(60Hz) |
| 運転音 | 約36〜38dB |
| その他 | 切タイマー / 内部乾燥モード / 10年交換不要フィルター / 日本生産 |
| サイズ・重量 | 22×33×51.5cm / 7.7kg |
| 参考価格 | 約¥21,999 |
スペック — ② シャープ CV-S71
| 除湿方式 | コンプレッサー式 |
|---|---|
| 除湿能力 | 6.3L/日(50Hz)/ 7.1L/日(60Hz) |
| 適用畳数 | 8〜16畳(50Hz)/ 9〜18畳(60Hz) |
| タンク容量 | 約2.5L(連続排水対応・ホース別売) |
| 衣類乾燥 | 対応(自動運転・約2kgを約167分) |
| 消費電力 | 205W(50Hz)/ 210W(60Hz) |
| 運転音 | 約36〜40dB |
| その他 | プラズマクラスター7000 / 切タイマー / チャイルドロック / 内部乾燥 |
| サイズ・重量 | 30.3×20.3×52.4cm / 9.6kg |
| 参考価格 | 約¥21,400 |
総合評価
良い点・気になる点
- どちらもコンプレッサー式で梅雨〜夏の除湿力が高い
- コロナは省エネ&3.5L大容量タンクで長時間運転
- コロナは日本生産・10年フィルターで手入れが楽
- シャープはプラズマクラスターで部屋干し臭を抑制
- シャープは連続排水対応で満水停止の心配が少ない
- 2台とも実売2万円前後で導入しやすい
- コンプレッサー式は冬場の除湿能力が落ちる
- 運転音は約36〜40dBで就寝中はやや気になる場合あり
- シャープはタンクが2.5Lとやや小さく重量も9.6kgと重い
- コロナは空気清浄・連続排水機能を搭載しない